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【令和7年版】自動車整備士の平均給料(月給)と平均年収

- 目次
- 令和7年 自動車整備士の平均給料(月給)と平均年収・手取り額
- 整備士の年収は7年間で77.7万円もアップしている!!
- 企業の従業員規模は給料に影響する?
- 年代別で月給と年収はどのように変わるのか
- 整備士の年収は他の業種とくらべて低いのか?
令和7年 自動車整備士の平均給料(月給)と平均年収・手取り額
給料が安いと言われる自動車整備士の仕事ですが、月給や年収は年々改善傾向にあります。
平成30年度の平均月給は29.4万円で、平均年収は426.7万円でしたが、令和7年度は、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると整備士(自動車整備業に勤務する者)の毎月の給料(月給)と賞与は次のようになります。
| 自動車整備士 | 40.6 | 13.7 | 34.0 | 96.4 | 504.4 | 166 | 15 | 181 |
統計元:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」
自動車整備士として働く人の給料の手取り額
月給34.0万円、年収504.4万円は「総支給額」となりますので、手取り額ではありません。社会保険などを引かれた後の実際の手取りの給料はどの位になるのでしょうか?
手取りは支給額の約20%が各種保険(健康保険、雇用保険等)で引かれると仮定すると
【月給(34.0万円)-各種保険(6.8万円)】となり
およそ、手取り月給は27.2万円
年収は
【手取り月給×12ヶ月+賞与(96.4万円)-賞与分の各種保険(19.3万円)】となり
およそ、手取り年収は約403.5万円
となります。
整備士の年収は7年間で77.7万円もアップしている!
平成30年(2018年)から令和7年(2025年)の間に、整備士の年収は77.7万円アップ(平均月給4.6万円増、平均賞与22.5万円増)しています。
一方、全産業を見ると7年間の間に伸びた平均年収は48.6万円でした。このことから、全産業と比べても整備士の待遇は年々改善されているといえるでしょう。
| 自動車整備士 | 令和7年 | 34.0 | 96.4 | 504.4 | 166 | 15 | 181 |
| 令和6年 | 34.9 | 94.9 | 513.7 | 166 | 18 | 184 | |
| 令和5年 | 33.1 | 90.7 | 487.9 | 167 | 16 | 183 | |
| 令和4年 | 32.1 | 85.1 | 470.3 | 165 | 17 | 182 | |
| 令和3年 | 31.2 | 79.1 | 453.5 | 167 | 16 | 183 | |
| 令和2年 | 29.1 | 82.5 | 431.7 | 168 | 11 | 179 | |
| 令和元年 | 30.2 | 78.4 | 440.8 | 167 | 20 | 187 | |
| 平成30年 | 29.4 | 73.9 | 426.7 | 168 | 19 | 187 | |
| 全産業 | 令和7年 | 37.1 | 101.0 | 546.2 | 162 | 11 | 173 |
| 令和6年 | 36.0 | 95.5 | 527.5 | 160 | 11 | 171 | |
| 令和5年 | 34.7 | 90.9 | 507.3 | 166 | 12 | 178 | |
| 令和4年 | 34.0 | 88.5 | 496.5 | 165 | 12 | 177 | |
| 令和3年 | 33.5 | 87.5 | 489.5 | 165 | 11 | 176 | |
| 令和2年 | 33.0 | 90.5 | 486.5 | 165 | 10 | 175 | |
| 令和元年 | 33.8 | 95.0 | 500.6 | 160 | 13 | 173 | |
| 平成30年 | 33.7 | 93.2 | 497.6 | 164 | 13 | 177 |
統計元:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」
<まとめ>
- 整備士の給料は平成30年から令和7年の間に、年収が77.7万円アップ(平均月給4.6万円増、平均賞与22.5万円増)
- 全産業と比べると、整備士の待遇の方が改善されている
- 整備士の給料は右肩上がりで伸びている
従業員規模からみる整備士の待遇の改善状況
一般的に企業の規模が大きいほど待遇が良くなるイメージがありますが、整備士の場合はどうなのでしょうか。
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」のデータ(令和5~令和7年)を参考に「10~99名」、「100~999名」、「1000名以上」の3つの企業規模に分けて年収や時給単価を比較していきます。
事業規模によって、月間の平均労働時間
厚生労働省の調査によると、令和7年の整備士の労働時間は「10~99名規模の企業」で月間183時間、「100~999名規模の企業」で179時間、「1,000名以上の企業」で183時間となっており、いずれも180時間前後で徐々に減少傾向にあります。
また、過去3年間の企業規模ごとの月間労働時間の推移は下の表のようになります。
| 従業員数 | ||||
| 10~99名 | 令和7年 | 173 | 10 | 183 |
| 令和6年 | 172 | 11 | 183 | |
| 令和5年 | 175 | 11 | 186 | |
| 100~999名 | 令和7年 | 164 | 15 | 179 |
| 令和6年 | 165 | 19 | 184 | |
| 令和5年 | 165 | 17 | 182 | |
| 1000名以上 | 令和7年 | 164 | 19 | 183 |
| 令和6年 | 160 | 25 | 185 | |
| 令和5年 | 162 | 17 | 179 |
統計元:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」
企業規模で給与はどう変わる?
データを見ると、「10~99名規模の企業」で年収459.6万円、「100~999名規模の企業」で498.7万円、「1,000名以上規模の企業」で555.0万円となっており、企業規模が大きいほど年収がアップする傾向にあることがわかります。
年収を時給換算するとどうなる?
時給が高ければ、給与が高い、もしくは労働時間が短いということになるので、待遇の良し悪しを判断する1つの指標になります。
それぞれの企業規模の年収を時給に換算するとどのような結果になるのでしょうか?
企業規模別に過去3年間の年収を時給換算すると、年収同様「1000名以上規模の企業」が2,527.3円と最も高い結果になりました。
一方で、「10~99名規模の企業」は2,092.9円と他の2つに比べてやや低めですが、過去3年間で見ると年々増加の傾向にあるため、待遇は徐々に改善しているといえるでしょう。
「100~999名規模の企業」「10~99名規模の企業」では年収が対前年でやや下がったものの、月の労働時間も減少したため、相対的に時給が上がった形となっています。
| 従業員数 | ||||||||
| 10~99名 | 令和7年 | 32.4 | 70.8 | 459.6 | 173 | 10 | 183 | 2,092.9 |
| 令和6年 | 33.0 | 64.7 | 460.7 | 172 | 11 | 183 | 2,097.9 | |
| 令和5年 | 32.8 | 64.3 | 457.9 | 175 | 11 | 186 | 2,051.5 | |
| 100~999名 | 令和7年 | 33.5 | 96.7 | 498.7 | 164 | 15 | 179 | 2,321.7 |
| 令和6年 | 33.4 | 98.8 | 499.6 | 165 | 19 | 184 | 2,262.7 | |
| 令和5年 | 32.7 | 92.3 | 484.7 | 165 | 17 | 182 | 2,219.3 | |
| 1,000名以上 | 令和7年 | 36.2 | 120.6 | 555 | 164 | 19 | 183 | 2,527.3 |
| 令和6年 | 39.9 | 124.4 | 603.2 | 160 | 25 | 185 | 2,717.1 | |
| 令和5年 | 34.8 | 121.5 | 539.1 | 162 | 17 | 179 | 2,509.8 |
統計元:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」
※時給=年収/(月の労働時間×12ヶ月) で計算
<まとめ>
- 「1000名以上規模の企業」は、年収が高いため時給換算しても他の企業規模に比べ待遇が良い
- 「100~999名規模の企業」は「10~99名規模の企業」と比べると待遇は良いが、昨年と比較すると年収ダウン
- 「10~99名規模の企業」の待遇は他の企業規模に比べまだまだ劣っているが、確実に年々改善している
年齢に比例して給与は上がる?年収が最も高くなる年齢は?
一般的に年齢(勤続年数)を重ねるほど給与は上がっていきますが、整備士の場合どのように年収が推移していくのでしょうか?
年収が大きく上がるタイミングや年収がピークを迎える年代に注目して見ていきましょう。
整備士の給与が大きく伸びるのは10代から20代前半、年収のピークを迎えるのは50代前半
年代別に整備士の給料を見てみると、年収のピークは50~54歳の597.9万円(平均月給39.5万円、平均賞与123.9万円)で、それ以降は少しずつ減少していく傾向にあります。
10代(~19歳)から20代前半(20~24歳)の給与の変動率が最も大きく、平均年収でみると75.8万円もアップします。そのため、20~24歳が整備士として待遇が大きく変わるタイミングといえそうです。
また、年収が大きくダウンするのは60代後半で、60代前半の455.7万円から100万円以上年収が下がっています。
| ~19歳 | 0.9 | 22.4 | 16.9 | 285.7 | 163 | 9 | 172 | - |
| 20~24歳 | 2.3 | 25.7 | 53.1 | 361.5 | 165 | 14 | 179 | 126.5% |
| 25~29歳 | 4.8 | 29.9 | 80.4 | 439.2 | 167 | 15 | 182 | 121.5% |
| 30~34歳 | 8.1 | 32.9 | 97.2 | 492.0 | 165 | 17 | 182 | 112.0% |
| 35~39歳 | 12.3 | 36.1 | 113.2 | 546.4 | 165 | 16 | 181 | 111.1% |
| 40~44歳 | 16.3 | 38.0 | 123.0 | 579.0 | 167 | 17 | 184 | 106.0% |
| 45~49歳 | 19.5 | 39.2 | 123.2 | 593.6 | 168 | 16 | 184 | 102.5% |
| 50~54歳 | 22.3 | 39.5 | 123.9 | 597.9 | 169 | 14 | 183 | 100.7% |
| 55~59歳 | 24.0 | 38.6 | 35.0 | 498.2 | 165 | 13 | 178 | 83.3% |
| 60~64歳 | 25.8 | 31.6 | 76.5 | 455.7 | 165 | 8 | 173 | 91.5% |
| 65~69歳 | 26.0 | 26.4 | 32.3 | 349.1 | 167 | 5 | 172 | 76.6% |
| 70歳~ | 24.0 | 24.2 | 31.8 | 322.2 | 167 | 3 | 170 | 92.3% |
統計元:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」
<まとめ>
- 整備士の給与が大きく伸びるのは20代前半
- 整備士の年収のピークは50~54歳の597.9万円(平均月給39.5万円、平均賞与123.9万円)
- 60代後半から平均年収が大幅ダウンする
他の職種と比べると整備士の給料は本当に安いのか
(令和7年版)
平成30年に比べると7年間で大きく待遇が改善されている自動車整備士の仕事ですが、他の業種と比べるとどうなのでしょうか?
下記、6業種と比較して見ていきましょう。
- ・自動車営業職業従事者
- ・保険営業職業従事者
- ・大型貨物自動車運転者
- ・営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)
- ・保育士
- ・理容・美容師
他の職種との月給・年収の比較
6つの業種と比較すると、整備士の月給は7業種中5番目と低めの結果に。
営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)と比べる2千円ほど低いですが、年収で見ると55万円ほど高くなっており、7業種中4番目に高い数字になっています。
6つの業種と比較すると整備士の月給は5番目と少なめですが、年収は4番目なので賞与が高いことが分かります。
整備士同様に国家資格が必要な保育士、理容・美容師といった業種と比較すると整備士の月給は3.5~5.4万円ほど高く、年収で見ると76.4~115.8万円ほど開きがあります。
ここでは、6つの業種と月給・年収について比較しました。
次は業種ごとの労働時間の長さを見ながら、年収を労働時間で割って時給に換算して比較してみましょう。
| 自動車整備士 | 40.6 | 13.7 | 34.0 | 96.4 | 504.4 | 166 | 15 | 181 |
| 自動車営業職業従事者 | 39.9 | 14.8 | 38.2 | 126.8 | 585.2 | 164 | 15 | 179 |
| 保険営業職業従事者 | 46.8 | 10.8 | 39.4 | 68.0 | 540.8 | 145 | 1 | 146 |
| 営業用大型貨物自動車運転者 | 51.5 | 13.4 | 38.7 | 43.0 | 507.4 | 175 | 33 | 208 |
| 営業用貨物自動車運転者(大型車を除く) | 50.3 | 11.6 | 34.2 | 38.5 | 448.9 | 173 | 26 | 199 |
| 保育士 | 40.3 | 9.1 | 28.6 | 84.8 | 428.0 | 163 | 3 | 166 |
| 理容・美容師 | 30.0 | 6.8 | 31.5 | 10.6 | 388.6 | 175 | 6 | 181 |
統計元:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」
職種ごとに年収を時給に換算して比較
それぞれの職種の年収を月の労働時間で割って時給に換算すると、整備士は自動車営業職業従事者、保険営業職業従事者、営業用大型貨物自動車運転者に次いで4番目。
保育士と比較すると174円高く、理容・美容師と比べると500円以上も高いことが分かります。
整備士の年収に勝っている営業用大型貨物自動車運転者ですが、月の労働時間が208時間と整備士よりも17時間多いためその分年収が高くなっていると予想されます。
| 自動車整備士 | 504.4 | 166 | 15 | 181 | 2,322.3 |
| 自動車営業職業従事者 | 585.2 | 164 | 15 | 179 | 2,724.4 |
| 保険営業職業従事者 | 540.8 | 145 | 1 | 146 | 3,086.8 |
| 営業用大型貨物自動車運転者 | 507.4 | 175 | 33 | 208 | 2,032.9 |
| 営業用貨物自動車運転者(大型車を除く) | 448.9 | 173 | 26 | 199 | 1,879.8 |
| 保育士 | 428.0 | 163 | 3 | 166 | 2,148.6 |
| 理容・美容師 | 388.6 | 175 | 6 | 181 | 1,789.1 |
統計元:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」
※時給=年収/(月の労働時間×12ヶ月) で計算
<まとめ>
- 整備士の年収は自動車営業職業従事者、保険営業職業従事者よりも低いが、営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)、保育士、理容・美容師よりも高い
- 整備士の年収は大型貨物ドライバーよりも低いが、時給に換算すると整備士の時給の方が高い
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社会問題にもなっている「整備士の人材不足」という状況を受けて、賃金や労働時間、労働環境の見直しなど整備士の待遇を良くして、良い人材を獲得しようという動きが以前より活発化しています。
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