整備士転職ノウハウ|整備士経験やブランクをプラスに見せる~履歴書で採用担当が見るポイント~

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整備士経験やブランクをプラスに見せる~履歴書で採用担当が見るポイント~

面接に行けるかどうかは履歴書にかかっています。
整備士資格や経験・ブランクはまず採用担当者が見るポイントです。次に志望動機・自己PRとなります。ブランクがある場合や資格・経験がない場合、採用担当者にプラスに感じてもらえるような書き方が非常に重要です。

履歴書で採用担当が見るポイント

整備士資格の有無と内容

自動車整備をするために必要で求められているのが、整備士資格です。

資格がなければ出来ない仕事が多く、また、資格の有無や3級、2級、1級、検査員など持っている資格の内容によって、行う事が出来る仕事内容も大きく変わります。

  • 有資格者が見られるポイント
  • 無資格が見られるポイント

有資格者が見られるポイント

転職にあたり2級整備士以上を持っていれば採用担当者としては、資格面では問題ないと判断されます。

3級整備士の方は2級整備に比べて不利になります。

いつ頃に2級を受験できるのか、2級を取得する意思はあるのかを明確にしておきましょう。3級のみの保有でも2級取得の意思があれば、採用には良い影響を与えることが出来ます。

また、履歴書に資格の名称を書く際には「二級整備士」や「三級整備士」と書くのではなく

  • 「三級自動車ガソリン・エンジン整備士」
  • 「二級ガソリン自動車整備士」
  • 「二級ジーゼル自動車整備士」

などと正式名称を記載するようにしましょう。

無資格が見られるポイント

見習いを募集している場合には資格取得の必要はありませんが、整備士資格保有者が採用に関して優遇されるのは事実です。

見習い以外の求人に関しても無資格だからと言って絶対に採用されないわけではありません。

※応募条件が「無資格・未経験者も応相談」などという求人もよくあります。
※無資格でも整備経験がある方は職歴や自己PRの欄でしっかり経験を伝えましょう。

無資格・未経験者は整備士になるにあたっての「志望動機」が非常に大切になってきます。

整備経験の有無や期間、ブランクの有無

整備士資格の次にみられるのが「整備士経験の有無や期間」そして「整備士としてのブランクがあるかないか」というポイントです。

整備の仕事は資格があるかないかも非常に重要ですが、「どのくらいの経験年数があるのか?」そして「どのような整備経験があるのか?」も重要です。

  • 経験者が見られるポイント
  • 未経験者が見られるポイント

経験者が見られるポイント

整備の仕事と言ってもタイヤ交換やオイル交換などの無資格でも行う事の出来る業務から、パッドの交換、エンジンの分解整備、架装など資格や経験が必要となる様々な業務があります。

採用担当者は経験年数だけではなく「どのような整備の経験があるのか」も注目しているポイントです。

この「どのような経験があるのか」に関しては、応募先の工場(企業)が

  • 新車(中古車)などの販売も行っている
  • 指定工場
  • 認証工場(車検工場)
  • カー用品店

など、どのようなサービスを行っているのかによっても変わってきます。

自分の経験してきた整備内容をしっかり振り返っておきましょう。

ブランクに関しての採用担当者の本音

整備士としての経験の長さやブランクの期間によっても採用担当者の受け取り方は変わってきます。

近年では自動車はハイブリットや電気自動車、クリーンディーゼル、安全運転支援システムなど新しい技術が取り入れられ、整備士にも新しい整備技術が求められています。
そのためブランクがあることでの経験不足や知識・技術を忘れてしまっていることを採用担当者は懸念してしまいます。

また、「どうして他の仕事から整備士に戻ろうとしているのか」も採用担当者は気になるポイントなので、ネガティブにならない様に、そしてその仕事から学んだ点をどのように整備の仕事に活かしていくのかを明確にしておくことが大切です。

5年以上の経験があり、ブランクが2年程度の場合

5年や10年整備士として仕事をしてきて2年程度のブランクがある場合、体に染み付いた経験や知識があるので、あまり採用への影響はありませんが、実際の業務では新しい仕組に戸惑うこともあるかと思います。

そのような方は、今までの経験をアピールしつつ、新しい技術に関しても積極的に勉強していくという姿勢を志望動機や自己PRで伝えていきましょう。

経験年数よりブランク期間が長い

5年など整備士としての経験があったとしても、経験年数と同じくらいブランクがあるとすれば、体に染み付いていた経験も忘れてしまっていることが多くなるので、採用担当者としては未経験者よりも多少知識があり資格がある程度の評価となってしまいます。

採用担当者には「経験」をアピールするのではなく、一から整備士として出直すくらいの熱意を伝えるとよいでしょう。

また、異業種(異職種)で学んだ経験を整備士としてどのように活かして業務にあたっていくのかもしっかり志望動機・自己PRに盛り込みましょう。

そもそも整備士の経験が短い

1年以内に整備士の仕事をいったん辞めている場合などは、整備士以外の仕事でも同じですが採用担当者に良い印象を与えません。

ブランクの期間というよりも、どうして短期間で整備士の仕事を辞めてしまったのか?そしてなぜ整備士の仕事に戻りたいのかを採用担当者が納得するような理由が必要です。

その点をしっかり志望動機などでアピールしましょう。

未経験者が見られるポイント

未経験者はもちろん整備に関する経験がありません。特に無資格・未経験の方は資格や経験ではなく「志望動機」が最も重要視されます。

新卒以外で中途採用の場合、整備に関する職歴はなくとも、今までの職歴の在職期間や退職理由は採用担当者が気にするポイントとなります。

なぜ、今(前)の仕事を辞めるのか、なぜ整備の仕事に就きたいのか、また、異業種(異職種)で学んだ経験を整備士としてどのように活かして業務にあたっていくのかもしっかり志望動機・自己PRに盛り込みましょう。

志望動機・自己PR

採用担当者が資格・経験の次に見るのが志望動機・自己PRです。

ここでは、整備士の経験(職歴)にブランクがあるのか、ないのかで採用担当者が見るポイントが少し変わってきます。

  • 経験者が見られるポイント
  • 無資格・未経験者のポイント

経験者が見られるポイント

ブランクがない、またはほとんどない場合

採用担当者が気にするポイントは

「なぜ、今(前)の整備工場を辞める(辞めた)のか?」そして「数ある整備工場(企業)の中で、なぜうちの会社に応募したいのか?」「今までの経験をどう活かして貢献していくのか?」です。

「なぜ、今(前)の整備工場を辞める(辞めた)のか?」

なぜ、採用担当者が退職理由を気にするのかというと、退職理由から

  • すぐに辞めてしまう人ではないか
  • 他のスタッフ達と良い人間関係を築いていけそうか
  • 不平や不満が多く、他のスタッフや職場のせいにする性格ではないか
  • しっかりと責任を持って仕事に取り組めそうか

などを知るために気にしているということを頭に入れておきましょう。

一方で転職する方の退職する理由は大きく分けると

  • 職場に待遇・人間関係など何かに不満(ネガティブな理由)
  • 大きく不満はないがスキルアップの為(ポジティブな理由)

の二通りだと思います。

例えば、

  • 「ハイブリット車など、最新の診断機などを用いてのトラブルシューティングや分解整備を行い、最新技術に精通した整備士を目指したい」

などスキルアップするためのポジティブな退職(転職)理由は採用担当者に悪い印象を与えることはありませんが、

一方で

  • 「給料が安かったから」
  • 「人間関係が悪くてやりにくかったから」

などのネガティブや理由をそのまま履歴書に書いてしまうと

「他に待遇の良い求人が出たらすぐに辞めてしまうのでは」「人間関係を築くのが苦手?本人にも非があるのでは?」などと採用担当者に懸念されてしまいます。

ネガティブな退職理由はポジティブに言い換えるようにしましょう。

「数ある整備工場(企業)の中で、なぜうちの会社に応募したいのか?」
「今までの経験をどう活かして貢献していくのか?」

転職者が通勤できるエリアにもきっと求人を出している整備工場が複数存在していると思います。

その中から、「なぜうちの会社を選んだのか?」担当者は気になります。

例えば、

  • 「今の職場より待遇がいいから…」
  • 「自宅から近いから…」

だったとしたら、採用担当者はどう感じるでしょうか?

また、

  • 「社風があっているから…」
  • 「●●●車の整備がしたいから…」

などと漠然とした理由ではなく、

どんな社風(具体的に)に対して、自分のどのような性格や考え方があっているのか
具体的になぜ●●●車の整備がしたいのか

どうしてもここで働きたい!という思いと今までの経験をどう活かして貢献していくのかを記載しましょう。

例え、「待遇が良いから」が本当の理由だとしても、それだけはなく「応募先の会社のどのようなところに惹かれ、自分の経験をどう活かして貢献していくのか」をしっかり記載しましょう。

また、事前に自分の経験してきた整備内容をしっかり振り返っておきましょう。

ブランクがある場合

採用担当者が気にするポイントは「なぜ、今(前)の仕事を辞めて、また整備士の仕事に戻りたいと思ったのか?」そして「数ある整備工場(企業)の中で、なぜうちの会社に応募したいのか?」「今までの経験(整備士以外も含め)をどう活かして貢献していくのか?」です。

「なぜ、今(前)の仕事を辞めて、また整備士の仕事に戻りたいと思ったのか?」

採用担当者は「なぜ一度整備の仕事から離れ、そして整備の仕事に戻りたいのか」が非常に気になります。その理由から

  • またすぐに転職してしまわないか
  • 仕事に対するスタンスが甘いのではないか
  • しっかりと責任を持って仕事に取り組めそうか
  • 他の職種として働いてどんな事を感じたのか

などを知るために気にしているということを頭に入れておきましょう。

一度他の仕事に就いてみて、例えば

  • 「(営業職の場合)営業の仕事が向いていなくて…目標が厳しくて…」
  • 「(運転手)給料が上がると思って転職したが、体力的に厳しくて…」

など、元の職種(整備士)に逃げ帰ってきたように思われるような動機は印象が良くありません。

「他の職種を経験して、いかに整備の仕事にやりがいがあったのか再確認した」

「他の職種を経験して、その経験を整備の●●●に活かせると思って」

などと、前向きでポジティブな理由を考えましょう。

「数ある整備工場(企業)の中で、なぜうちの会社に応募したいのか?」
「今までの経験(整備士以外も含め)をどう活かして貢献していくのか?」

転職者が通勤できるエリアにもきっと複数の求人を出している整備工場が存在していると思います。

その中から、「なぜうちの会社を選んだのか?」担当者は気になります。

例えば、

  • 「今の職場より待遇がいいから…」
  • 「自宅から近いから…」

だったとしたら、採用担当者はどう感じるでしょうか?

また、

  • 「社風があっているから…」
  • 「●●●車の整備がしたいから…」

などと漠然とした理由ではなく、

どんな社風(具体的に)に対して、自分のどのような性格や考え方があっているのか
具体的になぜ●●●車の整備がしたいのか

など、どうしてもここで働きたい!という思いと今までの経験をどう活かして貢献していくのかを記載しましょう。

例え、「待遇が良いから」が本当の理由だとしても、それだけはなく「応募先の会社のどのようなところに惹かれ、自分の経験をどう活かして貢献していくのか」をしっかり記載しましょう。

また、事前に自分の経験してきた整備内容をしっかり振り返っておきましょう。

ブランクがある場合は採用担当者には「整備経験」をアピールするだけではなく、一から整備士として出直すくらいの熱意を伝えるとよいでしょう。
異業種(異職種)で学んだ経験を整備士としてどのように活かして業務にあたっていくのかもしっかり志望動機・自己PRに盛り込みましょう。

無資格・未経験者が見られるポイント

無資格・未経験者の履歴書で採用担当が最も重要視するポイントは「志望動機」です。

志望動機から採用担当者が一番知りたいことは「なぜ整備士の仕事がしたいのか?」
次に「数ある整備工場(企業)の中で、うちの会社に応募したいのか?」です。

整備士の仕事は楽な仕事ではありません。

無資格・未経験の場合に行う事が出来る業務はタイヤ交換やオイル交換がメインとなります。
そのような見習い期間を経て、まずは3級整備士を取得し、その後また経験を積み2級整備士取得となり、長い期間を経て一人前の整備士となっていきますので、努力や忍耐も必要となります。

最初からエンジンや足回りの整備を行う事は出来ません。

「車が好きだから」や「昔から整備士にあこがれていた」などはとても大切なことですが、それだけでは整備士の仕事は勤まりません。

無資格でも出来る仕事内容と出来ない仕事内容をしっかり理解し、最初に取得を目指す「3級整備士」を受験できるようになる条件などもしっかり理解しておきましょう。

無資格でも自分が出来る仕事内容や資格取得までの道のりをしっかり理解していることで、志望動機の書く内容や面接の際の受け答えが変わってきます。

「自分が行う事が出来る内容を知らない」=「整備の仕事を理解していない」
「本気で整備の仕事をやりたいという熱意がない」

採用担当者に受け取られてしまいますので注意しましょう。

書き方のマナー

資格、経験、志望動機・自己PRの次にみられるのが「履歴書の書き方のマナー」です。

書類選考で落とされる履歴書にはいくつかの共通するNGポイントがあります。
資格や経験があったとしても、書き方のマナーがあまりにも酷いと書類選考で落ちてしまい、面接の機会すらもらうことができません。

書類選考を通過するためにもダメなポイントを知り、良い履歴書を作成できるようになりましょう。

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