整備士転職ノウハウ|正社員、契約社員、派遣社員…整備士の雇用形態の違いとメリット・デメリット

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正社員、契約社員、派遣社員…整備士の雇用形態の違いとメリット・デメリット

整備業界に限らず、雇用される際には「正社員」「契約社員」「派遣社員」などの雇用形態(働き方)があります。この雇用形態によって、働く際には何が違うのでしょうか?

「正社員だからよい」、「派遣社員や契約社員だからダメ」などという、先入観にとらわれず、各形態のメリット・デメリットを理解し、自分に合った転職活動を行いましょう。

目次
正社員とは?メリット・デメリット
契約社員とは?メリット・デメリット
派遣社員とは?メリット・デメリット

正社員とは?メリット・デメリット

正社員(正規社員)とは一般的に企業に直接雇用され、雇用期間の定めがない従業員のことをいいます。

企業によっては求人票などに雇用形態が「準社員」などの記載があったりしますが、これは正社員(正規社員)ではなく、契約社員に属することもあるので、雇用形態はしっかりチェックしておきましょう。

雇用期間

雇用契約で雇用期間の定めはありません。基本的には定年(企業によって年齢は異なる)まで、継続して勤務することが出来ます。

健康保険などの社会保険の加入

原則加入になります。会社の規模等によっては義務ではない場合もあります。

整備士が勤務する上で必要な社会保険とは?加入の条件

待遇面

雇用主 勤務先の企業に直接雇用されます。
休日・有給休暇 労働基準法に定められている休日、休暇、また、就業規則に則り適応されます。
解雇予告 基本的には、正社員の場合、試用期間中(14日以上)の従業員には解雇の30日前までに予告しなければならないという、労働基準法が適用されます。
昇進・昇給・賞与 企業によって規定は様々です。転職する前にしっかり確認しましょう。
退職金 退職金制度は法律で定められているものではないため、制度の有無は勤務先の企業の定めによります。転職する前にしっかり確認しましょう。

メリット

  • 長期間、安定して働くことが出来る
  • 長く勤めることで責任が大きい仕事を任せてもらえる(昇進)ようになる。また、それに伴い給料などの待遇も上がる(昇給や役職手当など)
  • 契約社員や派遣社員に比べ、賞与や福利厚生(手当や退職金、資格取得補助制度など)が手厚い

デメリット

  • 整備士で採用されたのち、会社の人事で整備士から営業など職種が変更になる可能性がある(基本的に断ることは難しい)
  • 転勤などで勤務地が変更になる可能性がある(基本的に断ることは難しい)

長く勤めることが前提となる場合が多いので、職場の雰囲気や、待遇、将来どのような役職に就くことが出来るのかなど、しっかり事前にリサーチして求人に応募するようにしましょう。

契約社員とは?メリット・デメリット

契約社員の正社員と大きな違いは、一般的には1年間や3年間など「雇用の期間に定めがある(有期雇用契約)」ということです。

契約社員は雇用契約の際に定められた期間で勤務することとなり、契約期間が終了した時点で契約を更新するか別の職場に移ることになります。

企業によっては「準社員」や「非常勤職員」などと呼ぶこともあるので、求人に応募する際や面接の際にしっかり確認するようにしましょう。

雇用期間

雇用契約で雇用期間を定め、その期間内で勤務します。
契約期間が終了する場合には期間を更新(もしくは再度契約)または、契約を終了し他の職場に移ることになります。

雇用契約を結ぶ際には

  • 契約期間の更新の有無(更新が無い企業もあります)

を確認するとよいでしょう。

また、将来的に正社員を目指したい方は

  • 正社員登用制度の有無

を確認しておくとよいでしょう。

また、その際には「正社員登用の実績はあるのか」「どのような基準をクリアすると正社員になれるのか」をしっかり確認しておくとよいでしょう。

健康保険などの社会保険の加入

正社員と変わらず、勤務日数や労働時間等によって契約社員でも加入することが出来ます。

整備士が勤務する上で必要な社会保険とは?加入の条件

待遇面

雇用主 正社員同様に、勤務先の企業に直接雇用されます。
休日・有給休暇 労働基準法に定められている休日、休暇は契約社員でも適応されます。
解雇予告 契約社員はすぐに解雇されてしまうというイメージが強いですが、基本的には正社員同様、解雇の30日前までに予告しなければならないという、労働基準法が適用されます。
ただし、2か月以内の期間を定めて雇用されている方、季節業務に4ヶ月以内の期間を定めて雇用されている方、試用期間中(勤務が14日未満)の方には適用になりません。また、「解雇」と「契約更新をしない」は別の考え方になりますので、契約更新、終了の際はどのタイミングで告知されるのか、しっかり確認しておきましょう。
昇進・昇給・賞与 企業によって正社員でも昇進、賞与は様々です。昇進、昇給に関して、契約社員はほとんどありません。
賞与は契約社員には出ないことも多いですが、雇用先によっては契約社員でも、賞与が出るケースもありますのでしっかり確認しましょう。
退職金 退職金制度は法律で定められているものではないため、正社員だったとしても制度の有無は勤務先の企業の定めによります。契約社員の場合は退職金が出ることはほとんどありません。

メリット

  • 勤務の期間が決まっているため、様々な職場で経験を積みたい人に向いている
  • 勤務期間が決まっているため、契約終了で退職の際に履歴書の退職理由を「契約期間満了の為、退職」と記載することができる(自己都合とは意味合いが変わります)
  • 業務内容が限定されることが多いため(例:整備士で採用されたが営業に職種が変更になることなどが原則ない)極めたいスキルがある場合、その業務に専念できる

退職理由で損をしない履歴書の書き方

デメリット

  • 長期的な雇用(定年まで等)ではないため、責任が大きい仕事は任せてもらうことが出来ない(昇進がない)
  • 住宅ローンや車購入のローンなどの審査が正社員に比べ厳しくなる
  • 正社員に比べ、給与や賞与・昇給などの待遇が劣ることが多い
  • 契約期間が終了した際に失業する可能性がある

契約社員のメリットとデメリットをしっかり理解し、また自分に当てはめてみて考え、応募するか検討しましょう。

また、将来、正社員登用は見込めるのか、どんな成果を上げれば正社員になれるのかも面接時などにしっかり確認するようにしましょう。

派遣社員とは?メリット・デメリット

派遣社員とは人材派遣会社に雇用され、派遣会社より実際の勤務先に派遣されて働く働き方となります。勤務期間に関しては数ヶ月~1年、3年など、契約時の契約内容によって異なります。

また、人材派遣には

  • 一般派遣
  • 特定派遣

の種類があり、人材派遣会社によって異なります。
また、

  • 紹介予定派遣

という派遣方法(働き方)もあります。

一般派遣とは?

一般派遣とは労働者が人材派遣会社に登録し、仕事がある期間(派遣期間)のみ、人材派遣会社(派遣元)と雇用契約を結び、勤務先に派遣されて働く働き方になります。

特定派遣とは?

特定派遣とは労働者が人材派遣会社に正社員(雇用の期限の定めがない)として雇用され、派遣会社とは別の勤務先に派遣されて働く働き方となります。

一般派遣とは違い、派遣先がない状態でも人材派遣会社の社員となるので、給料などが保証されます。

紹介予定派遣とは?

紹介予定派遣とは派遣される勤務先に直接雇用されることを前提にして一定期間派遣社員として勤務し、派遣期間が終了した際に企業(派遣先)と労働者が合意のもと直接雇用に切り替える派遣の働き方です。

直接雇用に変更になるまでの派遣期間は一般的に3ヶ月程度が多く、最大で6ヶ月間となります。

雇用期間

雇用期間は数ヶ月~1年、3年など契約によって様々になります。

2015年の法改正によって、一人の派遣労働者が同一企業の同一組織(部署)で働くことが出来るのは最長3年までとなりました。(特定派遣で働く派遣社員は無期限となります。)

また、一つの会社に派遣されている期間が3年経過し、同一の会社への契約更新が出来なくなる派遣社員に関しては、人材派遣会社(派遣元)が

  • 勤務先企業に派遣社員の直接雇用を依頼する
  • 新たな派遣先を紹介する
  • 特定派遣社員として人材派遣会社(派遣元)が無期雇用する

などの措置を行うことが必要となりました。

さらに、派遣社員に対しキャリアアップを目的とする研修なども義務付けられています。

健康保険などの社会保険の加入

正社員や契約社員と変わらず、勤務日数や労働時間等によって派遣社員でも加入することが出来ます。

整備士が勤務する上で必要な社会保険とは?加入の条件

待遇面

雇用主 雇用主は人材派遣会社になります。派遣社員は人材派遣会社に雇用され、実際の勤務先に派遣され仕事をする形になります。
休日・有給休暇 勤務開始日より6ヶ月以上経過し、労働日の80%以上出勤した場合、有給休暇がつきます。また、ひとつの派遣先での就業期間が一ヶ月など短期間の場合であっても、同じ派遣会社から複数の勤務先に派遣されていて、6ヶ月以上継続していれば有給休暇がつく対象となります。
解雇予告 派遣社員はすぐに解雇されてしまうというイメージが強いですが、基本的には正社員同様、解雇の30日前までに予告しなければならないという、労働基準法が適用されます。
ただし、2か月以内の期間を定めて雇用されている方、季節業務に4ヶ月以内の期間を定めて雇用されている方、試用期間中(勤務が14日未満)の方には適用になりません。また、「解雇」と「契約更新をしない」は別の考え方になりますので、契約更新、終了の際はどのタイミングで告知されるのか、雇用契約書や面接の際などにしっかり確認しておきましょう。
昇進・昇給・賞与 昇給に関しては、契約更新時に人材派遣会社の担当者が勤務先と交渉し昇給する場合があります。一般的に、昇進・賞与はありません。
退職金 派遣社員は契約社員と同様、退職金は一般的にありません。

メリット

  • コーディネータ―(派遣会社の担当者)が給料などの条件面を企業側と調整してくれるので、希望の待遇で働きやすい
  • 給料を時給換算すると契約社員等に比べ高いことが多い。雇用元が派遣会社の為(勤務時間等は派遣会社が管理)、サービス残業がない
  • 大企業等、通常の応募では中途採用がされにくい会社でも採用されやすい
  • 勤務先で何らかのトラブルが発生した場合に、派遣会社の担当者が間に入りフォローをしてくれる
  • 勤務の期間が決まっているため、様々な職場で経験を積みたい人に向いている
  • 勤務期間が決まっているため、契約終了で退職の際に履歴書の退職理由を「契約期間満了の為、退職」と記載することができる(自己都合とは意味合いが変わります)

    退職理由で損をしない履歴書の書き方

  • 業務内容が限定されることが多いため(例:整備士で採用されたが営業に職種が変更になることなどが原則ない)極めたいスキルがある場合、その業務に専念できる
  • 派遣期間が終了した際に失業の可能性があるが、派遣社員の場合、派遣元の派遣会社が次の職場を紹介してくれるため、契約社員に比べ失業のリスクが少ない
  • 整備士のスキルによっては、派遣職員から正社員の登用の可能性もあり、数か月間派遣社員として働き、会社の働き方や雰囲気を見極めてから正職員になることもできる(※紹介予定派遣)

デメリット

  • コーディネーター(派遣会社の担当)が自動車業界の知識がない、熱意がない場合に、いい労働環境の職場に派遣してもらえない、トラブルの際にフォローしてくれない場合がある
  • 住宅ローンや車購入のローンなどの審査が正社員に比べ厳しくなる
  • 正社員に比べ、賞与・昇給・福利厚生などの待遇が劣ることが多い
  • 派遣期間が終了した際に失業する可能性がある

派遣社員のメリットとデメリットをしっかり理解し、また自分に当てはめてみて考え、応募するか検討しましょう。

現在の整備士経験では採用されにくいような大手で勤務したい、経験を積みたい場合などには検討してみる価値がある働き方だと言えます。
その際には、「自動車業界に強い」人材派遣会社を選ぶと選択肢が広がります。

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