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整備士資格は国家資格で、業務を行う上で様々な責任を持つ資格でもあります。
整備士資格は取消されたり、剥奪されてしまうことがあるかどうかは、これから資格取得を検討している方も、整備士として今仕事をしている方も、不安に感じる点でしょう。
剥奪されてしまうと、整備士としての仕事ができなくなってきてしまいますし、経営をしているのなら工場存続も危なくなってきますので、どうなるのかを理解しておく必要があります。
整備士資格は、国家資格になるのですが弁護士や医師のように取り消し・剥奪されることは基本的になく、更新する必要もありません。
取得すれば永久的に持ち続けられるのが整備士資格の特徴とも言えます。
絶対に何をしても取り消し・剥奪されないわけではなく、場合によって可能性が出てきてしまいます。
取り消し・剥奪されてしまう可能性があるのは、試験の時の不正です。
学科試験の際にカンニングしたり、明らかに不正があると発覚することで、もし試験に合格した後であっても問題になる可能性があります。
問題なく資格を取得したの後なら何をしても大丈夫なのかというとそうではありません。
例えば、車やバイクの不正改造をした場合、資格を問われるのではなく、職場である工場が指定や認定を失う可能性があります。
指定や認定を失うと、その工場自体が整備業務をすることができなくなってしまうので、工場として運営していけるのかどうかの大問題となってきてしまいます。
また、関わった人の解雇も考えられますし、解雇は逃れたとしても減給なども考えられます。
さらに主任整備士や検査員として、仕事を任せられている場合などは、解任させられる可能性もありますので、不正をするのは命取りです。
整備の資格は原則、取り消しや剥奪・返納が無いため、永久的に持ち続けられますが、取得したのなら責任がある仕事をしていかなければいけません。
お得意様の要望だとしても、不正に関わるような仕事は絶対に引き受けないようにし、もし万が一その工場が不正を認めて仕事をしているようなら非常に危険ですので、転職を考えてみてください。
長く整備の仕事をしていく上で、自分で自分の身を守っていかなければいけませんので、仕事を見極めて責任のある仕事をしていけるようにしましょう。
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