転職ノウハウ/自己PR
整備士経験があり整備士に転職する場合は、転職の動機と即戦力の具体性が重要
前職で整備士経験があり、次も、整備士・メカニック職へ転職を希望の場合は、企業側も即戦力としてすぐ活躍してくれるイメージがあるので、歓迎されることが多いでしょう。しかし、経験者だからこそ企業の担当者は、「なぜうちに転職を希望しているのだろう」と疑いを持っていることも忘れずに。
そのためには、採用担当者が納得するような転職の動機を、きちんと伝えることが必要です。同職種への転職だからこそ、熱意が必要。「この企業だからどうしても入社したい」という思いを理由を添えて伝えることが大切です。
また、応募企業で求められている経験やスキルを認識し、前職の経験から具体的に貢献できることを示して、短期間で即戦力として貢献できることを伝えましょう。
そして、前職の批判はしないようにしましょう。「自社でも同様の問題が起こるのでは」と思われてしまうかもしれません。業績不振や人間関係など、事実を伝えても良いですが、決して投げやりな姿勢とならないように伝え方に気をつけましょう。
自己PR例文
■希望職種自動車整備士
■シチュエーション経験ありの職種に転職
今まで6年間、普通自動車に限らず大型車まで様々な車種の整備を経験してきました。①特に大型車に関してはお客様のリピート率が非常に高く、大型車の技術力の高さを評価頂いていました。
小学校から20年間ずっと野球をやっていて、休みの日は小学校の野球チームのコーチをしております。②昨年は地区の優勝を経験し子ども達全員と一緒に歓喜の涙を流しました。
私は人の成長に関わることが大好きなので、今後はメンバー1人1人の成長に関われるような仕事に挑戦したいと考えております。
そのために、技術力をより深めるとともに、③今まで培った技術をきちんと言語化し、わかりやすくチームメンバーに伝えていくことによって、貴社の成長に貢献していきたいと考えております。
① 他人からの客観的な評価や事実があると、主観的な表現より長所が伝わりやすいです
私は大型車の技術力に自信があります- 自分でそう思っているだけかもしれない…と受け取られることも
お客様のリピート率が高い- 他者からの客観的な事実なので、きちんと伝わってくる
② 人柄の伝わる具体的なシーンやエピソードは
印象に残りやすい
どちらの人物像のほうが印象が強いでしょうか?
人気の求人だと、何十人もの自己PRを担当者はチェックしています。よりシーンが具体的なほど、「この人の話をもっときいてみたいな。会ってみたいな。」と感じてもらう確率があがります。
③ 自分を雇うとどんなメリットあるのか
経験者の場合は、自分の経験能力を、どのように活かせるのかが具体的に書いてあると、一緒に仕事をするイメージが湧きやすいので、印象が良いです。
求人をじっくりと読み込んで、どのような人物を求めているのか、自分のどんな経験や能力を、この会社・仕事で具体的にどのように活かせるのかを伝えましょう。
自己PRを書く前に!
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- 募集背景
- 業務拡大のため、新店舗などの立ち上げのため、業績好調のため、欠員補充のためなど、今回の求人募集に至った具体的な背景が記載されています。
例えば「欠員募集」であれば、早急に前任の仕事を引き継ぎ仕事をすることが望まれることが想定されます。そういう場合に企業はどんな人物であれば採用したいのか、即戦力となる技術なのか、柔軟性のある人柄なのか、採用担当者の気持ちになって考えてみると良いPRが思い浮かぶヒントになるでしょう。 - 求める人物像
- 企業がどのような人物を必要としているのかを知ることができます。
例えば、メカニックの技術を突き詰めるために転職を考えているとします。しかし、企業の求める人物像に「お店の経営を担うことに興味がある方」と記入があれば、技術力より経営の勉強をしたい人材を求めている可能性が高いと想定されますので、当初の転職の目的と異なった転職となってしまうかもしれません。入社後のアンマッチを防ぐためにも、きちんと確認しておきましょう。
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