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転職活動は採用の内定をもらったら終了なわけではありません!
応募した会社から内定が出た後にもやるべきことがたくさんあります。「流れ」や「やること」を理解していなかったり忘れていると印象が悪くなったり、内定を取り消される心配もあります。整備士への転職成功に向けた流れをしっかり確認しておきましょう。
応募先から内定の連絡をもらった時の対応や、入社日の決定までの交渉・手続きなど実際に勤務開始するまでには色々なやり取りがあります。
しっかりとした対応をすることで面接時よりもさらに”良い印象”を持ってもらい、新しい勤務先でいいスタートをきりましょう!
あまりにも印象が悪いと最悪、”内定取り消し”になる場合や”イマイチな新人”というレッテルをはられて入社することになるので、しっかり対応しましょう。
仕事をしながら転職活動を行っていた方は、今の職場に報告し退職の手続きを行うことになります。仕事の引継ぎや書類の提出など、ある程度ゆとりを持ったスケジュールで事前準備をしっかり行いましょう。
入社日までに今の職場を退職出来なかった…今の職場を辞めれなかった…などということがない様に気をつけましょう。
面接終了後、たいていの場合は1週間程度で採用合否の連絡がきます。
内定の場合はまず、電話で連絡が来ることがほとんどです。不採用の場合は郵送またはメールで通知がきます。
採用内定の連絡がきた場合は下の【注意するポイント】に気をつけながら対応していきましょう。
このステップでの注意リスト
電話には「はい、◯◯(苗字)です」とハキハキと出るようにしましょう。
普段、電話に出る時には自分の名前を名乗らない方でも、転職活動中にかかってくる電話には名乗る様にしましょう。
また、面接時には良い印象を担当者に与えようと心がけているかと思いますが、電話での受け答えが面接とギャップがあった場合、採用担当者に悪い印象を与えてしまいます。
よくある失敗例
電話に出れなかった場合は、気づいたらまたは手が空いたらすぐに折り返しの電話をするようにしましょう。
連絡をしないでそのままにしておくと「入社辞退」とみなされてしまう場合もあります。また、採用担当者も忙しい中、電話を掛けきてくれているので中々電話に出てくれないと印象が悪くなっていきます。
よくある失敗例
他に求人に応募(面接)していて、採用の結論が残っている場合などは内定の返答を保留にすることもあるかと思います。
その場合は誠実に”お願いするという姿勢”で他も受けている事を伝えて返事を一旦保留するか、少し卑怯ではありますが、妻(夫)がいる方などは「家族の生活もかかっているのでしっかり妻(夫)にも相談して返答したい」などと、「今すぐにでも返答したいが、◯◯◯◯しないといけない」というような理由を付けて伝えると良いでしょう。
できるだけ印象を悪くせず保留するには、「入社の意志がある」事を伝える事が大切になります。
【他社も受けている事を伝える場合】の伝え方
内定のご連絡ありがとうございます。
本来であればすぐにでもお返事をするべきところなのですが、実は他社にも応募しておりまして、結果が出てからお返事させていただきたいと思っております。
誠に勝手なお願いごとで恐縮なのですが、●●月●●日まで返事を待っていただけませんでしょうか?
【家族に相談と伝える場合】の伝え方
内定のご連絡ありがとうございます。
すぐにでも内定をお受けしたいのですが、妻(夫)とも話し合いたいと思っております。私としては家族にも御社への入社を喜んで欲しいと思っておりまして、誠に勝手なお願いごとで恐縮なのですが、●●月●●日まで返事を待っていただけませんでしょうか?
内定の保留は採用側にとっては嬉しいことではありません。
転職活動で内定を保留、返事の延期をお願いする場合は別の応募者が採用され、自分の内定が取り消される覚悟が必要になります。
返事の保留は転職先が喜んで待ってくれているものではないという事を心に留めておきましょう。
中途採用の募集は、すぐにスタッフを必要としているケースがほとんどですので、なるべく早く連絡する事がビジネスマナーです。
他の応募先で採用(入社)が決まっている場合などは、
「折角のご連絡で大変恐縮ですが、他社への就職が決まってしまいまして、大変申し訳ございませんが、辞退させていただきたく思います」
などど真摯に謝罪し辞退することを伝えましょう。企業は応募者のために、入社後の手続きなどの準備を始めていますので待たせて迷惑をかけないような気遣いを忘れないようにしましょう。
「他の会社の方が条件が良かった」などと言うのは実際そうだったとしてもマナー違反です。
面接後、面接結果を早く知りたいと誰もが思うことかと思います。
採用結果が出るまでにかかる期間は一般的に3日~1週間以内程度のところが多いですが、法律で日数が決まっている訳ではありません。
採用担当者は、面接や入社の手続きだけが仕事なわけではありません。他の仕事も同時にしている場合が多く、上司と採用結果をどうするか会議をしていたり、他の業務しながら採用結果を出しているため時間がかかる場合があります。
不採用だから後回しにされている?と決め付けずに1週間は待ってみましょう。1週間以上連絡がない場合はこちらから連絡してみると良いでしょう。
あまり早くに「結果はどうでしたか?」などと連絡をしてしまうと担当者の気分を害する可能性もあるの注意しましょう。
内定の電話の時、または電話連絡後に会社に訪問した時に採用条件の再確認や正式な入社の意思表示を行います。
ここは非常に大切なステップなので下の【注意するポイント】に気をつけながら対応していきましょう。
このステップでの注意リスト
正式な入社の意志を伝える前に給与・待遇・勤務条件などに不明・疑問点がないかをしっかり確認しましょう。特に面接の時に具体的な給与の金額や手当、勤務時間についての具体的な話が出ていない場合は、ここが最後の確認のタイミングです。
転職活動の成功は、内定をもらうことではなく、入社した後の仕事での充実感と活躍、そして待遇です。
「こんなはずじゃ無かった…」、「転職しなければよかった…」と後悔しないように疑問点はすべて確認しましょう。
よくある失敗例
必ず確認する内容
確認しておくと良い内容
契約社員の場合、必ず確認する内容
採用に関する条件を確認するタイミングはここが最後です。
しっかり確認し、納得したうえで正式な入社の意志を伝えましょう。万が一、面接時に聞いていた話と採用の条件が大きく違う場合は内定を辞退することも一つの方法です。
採用の条件の確認も終わり、転職先に勤務する事が決まった後は、実際の入社日の調整になります。失業中の方は転職先との調整のみですが、現在、他の会社で働いている方は退職の手続きと退職日の調整も必要になります。
下の【注意するポイント】に気をつけながら対応していきましょう。
このステップでの注意リスト
失業中の方は、転職先の指示に従って入社日を調整しましょう。
在職中の方は今の職場の上司に相談をして退職日を決め、転職先に出社できる日を検討し伝えます。一般的には1ヶ月以上前に現在の職場に報告するのがマナーです。
現在の仕事の引継ぎ等も発生するので十分な余裕をもって相談・報告する事が円満退社の第一歩です。(退職の規定に関しては現在の勤務先の就業規則などを確認してください。)
派遣や契約社員など契約内容によって勤務期間が決まっている方は注意が必要です。
民法第628条によると、労働者が勝手な都合で退職してしまった場合、「やむを得ない理由」がない場合は会社側から損害賠償などを求められる可能性もあります。現在の勤務先とケンカ別れではなく、円満に退職することが大切です。
退職日から転職先への入社日までに1カ月~2カ月のブランクが発生してしまう場合は、その間にも定期的に転職先の会社に、自分の現在の状況を報告し、入社の意思が引き続きあることを示しましょう。
仕事の引き継ぎや調整に手間取り、入社予定日に出勤出来ないなどということにならないようにしっかり調整をしましょう。
よくある失敗例
退職の希望をすんなりと受け入れられる場合は問題ないのですが、全国的に整備士は人材不足ということもあり、スタッフが足りない事を理由に引き止めに合うことも想定されます。
退職を引き止められても大丈夫なように余裕を持ったスケジュールで事前に相談して置くことや、引き止めのタイプによっての対応を準備しておきましょう。
よくある失敗例
退職の意志を示したら退職届を作成して現在の会社に提出しましょう。自分で作成する場合と、会社によって決まった書き方・用紙が用意されている場合があるので上司に相談または就業規則などを確認しましょう。
派遣や契約社員など契約内容によって勤務期間が決まっている方は注意が必要です
転職先への入社日が決定したら次は入社の手続きが必要になります。働く為には雇用契約(労働契約)が必要となります。
それに伴い必要な書類などもあるので下の【注意するポイント】に気をつけながら対応していきましょう。
このステップでの注意リスト
まずは転職先に入社するにあたって提出が必要な書類を確認しましょう。必要書類の準備の遅れは転職先に迷惑をかけることになるのでしっかり確認し準備しましょう。
下記の書類は前の職場から返却してもらう必要があるので、円満退社を目指すことでスムーズに自分の手元に書類が戻ってきます。
よくある失敗例
入社するにあたり提出が必要な書類を準備します。前の職場から返却された書類の他に
などが必要になります。
また転職先によっては
など様々な書類が必要になります。記入するのに時間がかかったり、取り寄せなければいけない場合もあったりするので、できるだけ早めに準備しておきましょう。
よくある失敗例
雇用契約書など必要な書類を不備なく全て提出することで正式に転職先への入社となります。入社時に慌てないためにも提出書類は、事前にしっかりチェックしておきましょう。
ついに転職活動が成功し初出社まできました。
当日までに準備しておく事や心構えなど下の【注意するポイント】に気をつけながら対応していきましょう。
このステップでの注意リスト
初出社の日にちと出社時間をしっかり確認しておきましょう。出社時間は特別な指示がなければ、通常の勤務開始時間の10~15分くらい前に着くように職場に向かいましょう。
早く着きすぎても上司や同僚の迷惑になるので注意しましょう。もちろん、初日から遅刻などしないように気をつけましょう。
よくある失敗例
上の注意するポイント1の様にならないように、事前に通勤の為に通る道や交通手段を確認し、実際に通勤する時間帯にどのくらい時間がかかるのか確認しておきましょう。
初日から遅刻は非常に印象が悪く、最悪のスタートになってしまいます。
よくある失敗例
整備士の仕事は工具や仕事着を自分で用意しなければならない場合も多々あります。
どのような準備物が必要か?あったら便利なのか?を、転職先の方に事前に聞いておくようにしましょう。出社日や前日に気がついても、もう遅い…というようなことにならないよう、ゆとりをもって事前に準備しておくように心がけましょう。
また、どんなに経験があったとしても転職先では新人になります。新入社員が心がけなければならない心構えなど、気持ちの準備もしておきましょう。
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